(PR)
南永田団地 上質な住環境 交流拠点に まちおこしに住民総力
永田みなみ台の自然豊かな丘陵地帯に高くそびえる「南永田団地」は、みなとみらい地区や富士山を一望できるなど、眺望が抜群で、幅広い世代から支持を得る。団地内の商店街にはスーパーマーケットや郵便局があり、生活に便利だ。
また、団地内に保育園と学童クラブが立地。小中学校が団地に隣接し、子育て世代にやさしい環境が整っている。この上質な住環境のなか、団地住民が様々な仕掛けを生み出し多世代交流の拠点としてにぎわいを呼ぶ。
恒例行事でまちおこし
団地の活性化を目指す住民で組織するNPO法人「永田みなみ台ほっとサライ」が中心となって2カ月に1回の頻度で開催する「つながり祭」は子どもが喜ぶゲームや菓子の模擬店が並ぶなど、盛り上がりを見せる。祭りを開催するための全体会議にはNPOのほか、学校・施設関係者も参加し、まちを元気付けるアイデアを出す。
コロナ禍で各地のイベントが中止となる中、ステージ演目などを中止し、飲食は持ち帰りのみの提供に変更。12月11日の祭りでは、バルーンアートの実演と体験会といった新たな企画を盛り込むなど、楽しみの幅を広げる努力を見せる。
団地を管理するUR都市機構の管理サービス事務所に常駐する生活支援アドバイザーは、松ぼっくりでクリスマスオーナメント作りイベントを実施。団地居住の講師と一緒に、アドバイザーと職員が手作りの楽しさを親子3世代に伝えた。担当者は「今までは高齢者向けのイベントを中心に企画してきたが、今回は多世代交流に繋がる内容を企画した。特に子どもたちに人気で早々に準備した数量が終了してしまった」とイベントに手応えを感じた様子だった。
小中学生と絆育む
住民は子どもと高齢者の交流を促そうと、団地隣接の小中学校と「顔の見える関係づくり」を進める。永田台小学校の児童は学校で育てた野菜をNPOが団地の商店街で運営する「サロンほっとサライ」に不定期で寄贈する。5、6年生は小学校の校庭で昨年3月、壁に立体風の映像を映し出す取り組みを行った。まちの特徴や魅力を多面的に紹介。地域住民へのインタビューと地元の夏祭りの様子などを描いたパラパラ漫画を組み合わせた力作が感動を呼び、大人の心をつかんだ。
こうした小学生の取り組みに加え、永田中学校の美術部は年2回、サロンほっとサライの窓ガラスを彩る「ウインドウアート」を手掛ける。12月に刷新し、大自然が広がる北海道の牧場をイメージして作ったという壮大で表現力豊かなアートが住民を元気付けている。団地を拠点に、年齢の垣根を越えた多世代交流が広がりを見せる。
|
|
|
|
|
|