1月9日に放送が始まったNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を契機に新たな観光資源を創出しようと、県や横浜市内のゆかりの地はPRに躍起になっている。
県は特設サイトを作り、舞台となる県内のゆかりの地をマップ上で表示し、周辺のグルメや店舗情報なども掲載。県内のガイド団体が執筆したゆかりの地にまつわるコラムも毎週5本ほど更新する予定で、ドラマの展開に合わせ、登場した場所を順次紹介する。
横浜観光コンベンション・ビューローと市も特設サイトを作り、鎌倉幕府を開いた源頼朝や仕えた武将・畠山重忠に関係する金沢区や旭区のゆかりの地を紹介。重忠が命を落とした場所である旭区では、図書館などで重忠のパネル展示を実施している。
南区には、頼朝の妻・北条政子が発願で建立された「乗蓮寺」が井土ケ谷上町にある。政子が化粧をするために掘ったとされる「化粧の井戸」が今も境内に残る。
大河ドラマが県内にもたらす経済波及効果について、日本銀行横浜支店は年間約260億円と試算した。今後、鎌倉をはじめとするゆかりの地では「大河フィーバー」が期待される。
県は宿泊客の増加やドラマで登場した場所を巡る「聖地巡礼」など、コロナ禍で落ち込んだ観光産業の回復の一助となるとして「全国の歴史ファンだけでなく、地元の方の魅力再発見につながれば」と話す。
「ハーバー」で知られる株式会社ありあけ=中区=は、昨年末からドラマのロゴライセンス商品として「侍ハーバー勝栗抹茶」を販売しており「予想を大幅に上回る売れ行き」だという。
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