南太田在住の工芸家・大槻昌子さん=人物風土記で紹介=の個展が1月26日から31日まで、日本橋三越本店=東京都中央区=の美術特選画廊で行われる。
大槻さんは50年以上のキャリアを誇り、金、銀、銅などの金属を加工し、器やアクセサリーを作る。日本工芸会の正会員で、これまでに数多くの作品展で受賞し、業界の発展に貢献している。
2005年に行ったデンマークでのワークショップをはじめ、20年にはニューヨークのメトロポリタン美術館に作品が収蔵されるなど、その活躍は世界各国に及ぶ。
ガラス造形作家で息子の洋介さんとともに中区元町で工房を主宰。生まれ育った横浜を拠点に金工作品の魅力を広める活動にも取り組む。
厳選の100点
個展のテーマは「宇宙・波・そら・風」。今までに作り上げた1千点以上の作品から厳選した約100点を展示。代表作の銀花器「晶」や銀長手箱「恒久」のほか、金属とアンモナイト化石を組み合わせたブローチなどのアクセサリーが並ぶ。どの作品も高度な金工技法が用いられ、濃密な内容になっている。
大槻さんは「このご時世だからこそ、伝統工芸で皆さんを元気付けたい」と意気込みを語る。
午前10時から午後7時(31日は5時)まで。入場無料。感染症対策に協力を。問い合わせは日本橋三越本店【電話】03・3241・3311。
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