手足を動かした脳トレ
南、金沢、磯子、港南の４区を管轄し、企業などが所属している公益社団法人横浜南法人会（渡邉一郎会長）による健康セミナーが５月12日にフォーラム南太田で行われた。
会員や地域住民らの健康増進に役立ててもらおうと、同会が毎年企画する事業の一つ。工学修士・健康運動指導士の資格を持つ三浦弘さんが講師を務め、「認知症を鍛えて充実ライフ」と題して約30人を前に話した。
脳科学や運動生理学などを専門とする三浦さん。過去の研究成果などを示しながら、目標を達成するために考えや感情を抑制する脳の「実行機能」は20歳をピークに低下すると解説。その上で「脳も体も鍛えなくなると衰えてしまう。衰えないようにするためには、普段からいかに脳を使う生活をしていくかが大切」と伝え、日常でも実践できる手足を同時に動かすなどの脳トレを参加者と一緒に行った。
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