唐沢の園芸会社「横浜植木株式会社」(伊藤智司社長)が地域の食育に貢献しようと、市立永田台小学校と永田小学校に野菜苗などの園芸資材を寄贈した。
同社は1891年創立。海外交易が盛んではなかった明治中期から植物類の輸出入業務を行うなど、各国の園芸文化に影響を与えてきた。
同時に地域に根差した活動を展開。南区社会福祉協議会が3月に行った食料品などを施設に渡す「分配会」に協力するなど、地域貢献活動に取り組んできた。地区社協とのつながりから、小学校に園芸資材を寄贈。農業の魅力を発信することにした。
同社の社員が5月11日に永田台小、12日に永田小を訪れて、生活科の授業の中で「農業と食」をテーマとした食育活動を実施。提供した野菜苗、培養土、支柱、プランターを使って、2年生の児童とともに定植を行った。児童は同社が開発した世界初の種なしピーマン「タネーラ」や、赤、黄、オレンジのパプリカに興味を示した。
永田台小の守屋みなみ教諭は「子どもたちは野菜作りのプロに教えてもらえて心強いし、皆さんとの交流も楽しい」と地元に目を向ける機会になるという。伊藤社長は「食への関心は子ども時代の経験が大きいはず。食に携わる企業として、サポートしていきたい」と話している。
今後、横浜植木は野菜の成長を確認し、必要に応じて学校側の相談に対応。野菜が実ったら、子どもたちと収穫する。
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