横浜六ッ川一郵便局の職員・今井紗希子さんと横浜六ッ川郵便局の菅家義高さんが特殊詐欺を未然に防いだとして、6月17日、南警察署から感謝状を受け取った。2人はそれぞれ、機転の利いた対応で、住民を詐欺から守った。
今井さんは4月7日午後3時頃、ATMで50万円を引き出した高齢女性を窓口で対応した。追加で50万円を引き出したいという女性に理由を聞くと、「地方で暮らす親戚に2件の不幸があって、お金が必要」と言われた。自信がなさそうに話す女性を心配し、高額な引き出しがある際は警察官に立ち会ってもらうという旨を伝えた。警察官が対応し、女性が騙されていることが分かった。
菅家さんは4月12日午後5時過ぎ、50万円を持って営業を終えた郵便局を訪れた80代男性から「追加で50万円を引き出したい」という相談を受けた。男性は慌てた様子で「息子が仕事で失敗して、お金が必要」などと言った。過去にも特殊詐欺を防いだ経験がある菅家さんは、男性が慌てていることや話が不明瞭なことから詐欺をほぼ確信。警察官が駆け付け、男性が騙されていることが分かった。
南署によると、南区で今年5月末までに発生したオレオレ詐欺などの特殊詐欺は19件、被害額は約2550万円で例年と比べて増加傾向だという。南署は「犯人は留守番電話を嫌う。留守番電話が作動する前に受話器を取らないで、流れるメッセージを聞いてから対応するように」と呼び掛ける。
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