7月12日にサンディエゴで開幕する「IMGA世界ジュニアゴルフ選手権」に出場する 渋井 晃太郎さん 市立永田中学校3年 14歳
「雑草魂」で攻めのプレー
○…過去にはタイガー・ウッズなどの名だたる選手が優勝した大舞台に4年ぶりに挑む。前回は40度を超える気温と乾燥に苦しめられたが「4年間で技術だけでなく体力もついた。今はスランプを乗り越えて良い状態。悔いだけは絶対に残さないように、攻めのプレーを貫き通したい」とリベンジに燃える。
○…家族にゴルフ経験者がいない環境で育ったが、5歳の時、宿泊先にあったパターマットで遊んでゴルフの魅力にはまった。「小児ぜんそくで走りっぱなしの競技をやるのは難しいけど、ゴルフならできると思った」と語り、「自分にはこのスポーツ」という運命を感じたそう。初めて参加した国内の大会から約1年後の10歳で「IMGA世界ジュニアゴルフ選手権」に出場した。「才能があるわけではなく、日々の練習が自分を強くしてくれる。ゴルフが大好きだから」とあどけない笑顔を見せる。
○…放課後は永田台ゴルフで汗を流し、土日はコースがあるゴルフ場で実践練習に励む。神奈川のゴルフ場は利用料が高いといい、母の車で千葉や栃木のゴルフ場に足を運ぶ。「本番を想定した練習は休日に限られる。恵まれた環境とは言えないけど、その分、『負けたくない』という気持ちになれる」と雑草魂を持ち、遠方まで付き添ってくれる母に感謝する。「お金がかかるのに好きなことをやらせてくれる家族に感謝し、プレーで恩返しをしたい」
○…趣味は音楽鑑賞。「試合前にアップテンポな曲を聴くと集中できる」という。中学3年で進路が気になる時期。「自分を高められる環境に身を置ければ」と県外の高校への進学も視野に入れる。まずは目の前の世界大会に集中し、持ち前の雑草魂で各国のライバルと渡り合う。
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