新型コロナウイルスの感染が急拡大している。横浜市内で7月18日から24日までに感染が確認された人は2万8920人で前週から倍増した。1日の感染者数が過去最多を記録するなど、「第7波」によって7月以降、一気に感染が広がった。南区の感染者数も1週間で1千人を超えている。飲食店からは「行動制限がなければいいが」との声が聞こえる一方、予定されていた地域行事が中止になるケースも出ている。
5月から6月、横浜市の1週間の陽性者は2千〜3千人台が続いていた。しかし、7月に入ると4日からの1週間で8092人と前週の倍以上となり、11日からの1週間は1万3807人と1万人を超えた。18日からの1週間は倍増し、2万8920人だった。20日は1日で6423人の感染が確認され、1月29日の4524人を上回り、過去最多となった。
南区の陽性者は5月から6月は週間で100人前後だったが、7月4日からの1週間は333人、以降、683人、1486人と倍増している。
市全体の6月の年代別感染者は10歳未満、10代、20代、30代、40代がいずれも15%前後で、40代までで感染者の約8割を占めている。
市の発表では、7月20日時点で入院者は438人、このうち重症者は5人。今年1月からの「第6波」では、ピーク時の2月12日に入院者714人、重症者39人だった。
市は医療機関や高齢者施設、障害者施設の感染拡大を防ごうと、抗原検査キット約72万個購入して配布することを7月20日に発表した。また、3回目のワクチンを接種していない12歳から49歳の市民に対し、接種勧奨のはがきを8月上旬に送付するなど、接種促進を図っていく。
「営業短縮避けて」
感染急拡大を受けて、事業者から困惑の声が聞かれる。飲食店のある店主は「感染者が増え続け、以前のような営業時間短縮の要請が出れば客足に影響する」と気をもんでいる。弘明寺商店街内の物販店の店主は「これまでより感染力が強いと聞き、不特定の人と接することに怖さもある」と話す。
感染者数の急増で、地域行事の中止や内容変更も相次いでいる。南センターで7月16日に行わる予定だった「エンジョイ・サマーフェスタ」は感染拡大防止のために中止になった。日枝小学校金管バンドと蒔田中学校吹奏楽部が演奏を披露することになっていた。日枝小に子どもを通わす保護者は「仕方のないことなのは分かっているが、発表の機会がなくなり残念」と話した。ほかにも、町内会による高齢者の体操教室が中止になるケースも出ている。
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横浜市臨時特別給付金のお知らせ住民税非課税世帯や新型コロナウイルス感染症の影響で家計が急変した世帯が対象 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/sumai-kurashi/hikazeikyufu/hikazeikyufu.html |
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横浜市新型コロナワクチン情報4回目接種対象は60歳以上の方全員と18〜59歳の基礎疾患がある方等です https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/yobosesshu/vaccine/vaccine-portal/ |
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