演奏活動を行う「ウクレレ レフア」の代表を務める 菊地 晶江さん 永田みなみ台在住 71歳
軽快な音色で輪を作る
○…自らが暮らす南永田団地内で開かれたイベント「おしゃべりサロン」で仲間とともにウクレレ演奏を披露した。夏らしい軽快な音色を約30人が楽しんだ。「歌が好きな人がいっぱいいると感じた」と振り返る。
○…2012年、南区による区民企画の生涯学級でウクレレ講座を企画。自身はウクレレ未経験だったが、経験者の知り合いの企画に賛同する形で運営側に回った。3カ月間の講座終了後に有志とともに「レフア」を立ち上げ、地域ケアプラザや介護施設からの依頼に応じて演奏を続けてきた。隔月で通っていた施設に行くと、利用者から「待ってたよ」と声を掛けられた。「私たちのことを覚えていてくれて、楽しみに待っていてくれたのが嬉しかった」と目を細める。「一人でも大勢でも演奏できるのがウクレレの良さ」と語る。コロナ禍以降は施設などでの出番は減ったが、その分、個人練習を充実することができた。「10年やって、やっとうまくなれた」と喜ぶ。
○…南小学校のそばで生まれ育ち、南が丘中ではバトントワリング部、南高校では吹奏楽部に。卒業後は旅行関係企業に就職し、外国人観光客の案内などを担当。その後は自動車販売会社で当時の人気車を販売し、緊張しながら納車したことも。「自分が運転できるかなと思った」と笑う。
○…団地に住んで約40年。団地内の多世代交流拠点「ほっとサライ」が立ち上がってからはスタッフとして週2日活動する。「レフアのメンバーはみんな、ボランティア精神にあふれている」とコロナ収束後の施設訪問に意欲的。趣味はホテル巡りで、みなとみらい地区はほぼ制覇。「静かな空間が好き」という。「元気に活動を続けたい」。軽やかな音色をいつまでも奏でる。
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