ＡＥＤの使用法を学ぶ社員
持続可能な17の開発目標「ＳＤＧｓ」の達成に向けて活動している企業などを市が認証する「Ｙ─ＳＤＧｓ」に選ばれた長谷川商事株式会社＝前里町＝（駿河浩一郎社長）は塗料や工業薬品などを提供する商社。１９２１年の創業以来、「歴史をいかして、つぎを創る」をモットーにする。
年々、事業と同時に力を入れているのが職場環境の改善と地域に根差した社会貢献活動。駿河社長は「社員の体調が良好であれば業務の質が高まり、地域活動も精力的に取り組める」と話す。
３年前、課題となっていた残業を減らすために社員の勤務状況を逐一管理する担当者を配置。担当者が業務効率を高めるアドバイスを送り、今では定時に退勤できる日がほとんどだという。
社会貢献活動では、太田小学校の児童が集団登校する際の集合場所として、会社前のスペースを提供。児童の安全確保に努めている。また、けが人や急病人の救命措置を目的にＡＥＤを設置。全社員が使用法を学び、いつでも応急対応できる体制を整えている。駿河社長は「ＳＤＧｓの取組を通じ、地域社会に貢献できるように高みを目指していきたい」と話す。
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