神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2017年9月14日 エリアトップへ

「かながわ産業Navi大賞」で優秀賞に輝いた「ジャパンプローブ株式会社」代表取締役社長を務める 小倉 幸夫さん 中村町在勤 72歳

公開:2017年9月14日

  • LINE
  • hatena

「日々向上」心に刻む

 ○…これまで平らなものの検査にしか対応できなかった超音波検査用プローブ(探触子)で凹凸のある硬い製品や形が変わる人体などにもフィットする製品を開発・製造。同賞「ものづくり部門」で優秀賞を受賞した。2011年以来の同賞に「世の中の安全に役立つもので受賞できたことが大変嬉しい」と満面の笑み。「優秀な社員に恵まれた」と一緒に汗を流してきたスタッフに感謝する。

 ○…千葉県出身。15歳の時、日立製作所の工場見学で溶接部の検査に使用する超音波探傷器を見た。世界最先端の技術に「感激した」と胸を高鳴らせ、”超音波”に魅せられる。大学や研究所で超音波の理論などを学び、日立グループへ。ショベルカーにできた亀裂など、欠陥の検出ができる装置や半導体の超音波検査装置の開発・販売に携わった。その技術を世界に広めようと、英語力を生かして海外でのプレゼンや営業活動に奔走したことも。「超音波が伝播する夢を今もよく見る。自分は”超音波バカ”」とユニークに表現する。

 ○…前社長の誘いもあって05年にジャパンプローブ社長に就任。「日々改善、日々向上」を信条に掲げ、「開発」「人材」「財務」に重点を置き、研さんを重ねた。ここ7年で受けた表彰は16。企業の評価と共に事業は拡大し、スタッフは就任時から3倍以上に増加。「研究・開発企業としてグローバルニッチな市場をねらい、高収益を上げて社会に貢献する企業を目指す」。信念を熱い眼差しで語る。

 ○…中区で単身赴任生活を送る。茨城県にいる家族は妻、そして長女と長男。3歳の孫もおり、「以前は帰る楽しみがなかったけれど、楽しみができた」と冗談を交えて笑いを誘う姿は、サービス精神にあふれた経営者の心がにじみ出る。「楽しいことだから集中できる。会社を成長させるために、若い人と共にやっていく」。「趣味は仕事」と豪語する優しき経営者の向上心が尽きることはない。

南区版の人物風土記最新6

高野 一哉さん

県内の若手塗装業者らによる「神奈川昭和会」の会長を務める

高野 一哉さん

別所在住 42歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表する

境 領太さん

中区在勤 39歳

3月14日

竹内 一郎さん

市大病院の医師で能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

二葉町在住 51歳

3月7日

川崎 順一朗さん

理容店「ヘアーサロン アンス」の店主で、県の優良衛生技能者に選ばれた

川崎 順一朗さん

山王町在住 61歳

2月29日

千原 幹男さん

2月17日に餅つき大会を行った中村町一丁目第二あずま会の会長を努める

千原 幹男さん

中村町在住 76歳

2月22日

佐藤 和義さん

「桜剣士会」の創設者で、今年度の市スポーツ普及功労賞を受賞した

佐藤 和義さん

南太田在住 65歳

2月15日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook