南区のまちづくりの基本的方針「都市計画マスタープラン南区プラン」の改定素案がまとまり、11月から意見募集が始まった。改定は2004年に策定して以来で、人口減少や高齢化を踏まえ、土地利用や防災の課題に対応するための方針を示した。区は広く市民の声を募り、18年度中の改定を目指す。
「南区プラン」は市全体の方針である「全市プラン」を前提としたもので、04年4月に策定された。およそ20年後の南区の将来像とそれを実現するための道路や公園、河川などの整備方針や課題解決法へ向けたまちづくりのあり方などがまとめられている。
少子高齢化の進展が急ピッチになるなど、策定時と社会情勢が変化してきたことに加え、全市プランが13年に改訂されたこともあり、南区プランも改定することになった。
素案作成へ向け、区は16年8月に意見募集を開始。地域ごとの課題を分析しながら、素案をまとめた。
素案の中で南区の将来像を現プランと同じ「人の情(こころ)と都市の機能が共に成熟したまち」とした。その上で▽土地利用▽都市防災▽都市交通▽都市環境▽都市の魅力・活力――の5項目の方針を示した。
都市防災の方針では、震災に備え、幹線道路の整備や沿道建物の不燃化・耐震化、木造住宅密集地の防災性向上などを推進することを示した。
素案はA4判70ページで地区センターや区ホームページで見られる。公共施設には概要版が置かれている。11月18日に大岡地区センター、21日に区役所で説明会を開き、12月8日まで意見を募る。18年度中に原案を示し、改定を行う予定。
区政推進課は「住み良い南区のために、多くの意見を寄せてほしい」と呼びかけている。
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