災害時の支援体制構築を目的に活動する南区災害救援ボランティアネットワーク(通称・サーブネット)の総会が5月31日、浦舟町の福祉保健活動拠点で行われた。この中で、現在はあまり進んでいない地域防災拠点訓練への参加を増やすことが目標に掲げられ、連携強化の方針が確認された。
サーブネットは、区役所や社会福祉協議会、ボランティア連絡会などの団体が中心となって2006年に設立された。災害時のボランティア受け入れや派遣などのセンター機能を担うための訓練や研修、団体のPRを行っている。現在の会員は26人と3団体。
総会には約20人が参加。高松清美会長は「地域防災拠点の訓練にも少しずつ参加できるようになったが、これをもっと増やして、顔が見える関係を作りたい」と話した。
ボランティアセンターは大規模災害を受け、区役所が設置する災害対策本部から社会福祉協議会へ要請して開設される。被災者の要望収集、ボランティアの派遣には区内に25カ所ある地域防災拠点との連携が欠かせない。
サーブネットは拠点との関係強化を目指し、拠点の訓練に参加して関係強化を図ろうとしているが、高松会長は「拠点の運営委員が1、2年で交代したり、『余裕がない』として断られるケースが多い」と話す。昨年度は六つ川小学校拠点のみにとどまった。「会員を増やし、多くの拠点訓練に参加してきたい」と活動の拡大を目指している。
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