子どもにプログラミングの楽しさを知ってもらうための講座が6月9日、井土ヶ谷アーバンデザインセンターで行われた。2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されるのを前に親しんでもらおうと初めて企画されたもの。主催者側は「もっと裾野を広げたい」としている。
小学校で必修化
講座を開いたのはプログラミングの普及活動を行う団体「プログラミングママ」の境潤子さん。私立学校で17年間、ICT(情報通信技術)支援員として勤務し、学校内のシステム構築やパソコンを使った授業のサポートなどを行ってきた。20年に小学校でプログラミング教育が必修化されるのを前に子どもに知ってもらうのと同時に、指導できる人材を育てようと活動を続けている。昨年夏には井土ヶ谷小学校で講座を開いている。
今回は幼稚園児から小学生向けに「ビスケット」と呼ばれるソフトを使用。タッチパネル式のパソコン画面にペンで絵を描き、決められた場所に移動させると、絵が画面上で動いたり、変化する仕組み。7人の子どもが作った絵や文字は、共通の画面に表示され、子どもたちは自分の作品が動く様子を見て喜んでいた。
小学2年生の男児は「自分の絵が動いてすごいと思った」と嬉しそうに話していた。保護者は「子どもがゲーム好きだったので参加してみた。楽しそうだったので、今後も続けたい」という。
教育現場を支援
境さんは「子どもは順応性が高く、すぐに操作できる」と感想を語った。その上で「必修化が迫っているが、小学校では何から手を付けて良いか分からず、不安に思っている先生が多い」と現状を話す。今後も経験を生かし、学校でのプログラミング教育を支援する考えだ。さらに、保護者が指導者になれるような研修も行う方針。
同センターで、8月までビスケットを使った講座を開く予定。詳細はサイト(http://pgm-mama.com/)で。
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