南区の小学生野球チーム「永田台少年野球部」が6月2日から10日に行われた「高円宮賜杯第38回全日本学童軟式野球大会マクドナルドトーナメント」の神奈川県予選大会で初優勝した。練習時にミーティングに時間をかけるなどの工夫が実を結び、持ち前の攻撃力と勝負強さを見せ、8月中旬に行われる全国大会への出場権を得た。
同大会には県内各地域の大会を勝ち抜いた32チームが全国への切符を目指して参加。永田台少年野球部の出場は初めて。1回戦から準決勝まで、チーム持ち前の攻撃力を発揮して勝ち進んだ。決勝は栄区の「オール上郷」と対戦。中盤までは一進一退の攻防だったが、終盤に打線が爆発し、8―2で勝利し、初めての優勝を決めた。
近藤晋平監督=人物風土記で紹介=は試合を振り返り「飛び抜けた選手がいるわけではないが、選手が持っている力を発揮できる勝負強さがあった」と話し、「今大会や今までの試合を通して、ただ野球をするのではなく、どのようにしたら試合に勝つことができるかを選手一人ひとりが考えるようになった」とチーム全体が成長しているという。
話し合い繰り返す
チームでは打撃や守備練習だけではなく、練習前や試合後に30分間のミーティングを開き、選手間や全体の意思疎通を図っている。近藤監督は「大切なことは理解してもらえるまで何度も繰り返し話すようにしている。選手が理解した時には力を発揮できる」という。「練習から常に緊張感を持つようにと選手には伝えている。今回の試合では集中力を切らさずに集中して試合に臨むこができた」と話した。
全国大会は8月19日から東京都で開催。51チームが参加し、全国約1万2千チームの頂点を決める。主将の高橋航君は「全国大会に出るという高い目標を立て、レベルの高い練習をし、技術を磨いてきた。大会では支えてくれている人たちに感謝し、優勝という形で恩返しができれば」と話す。近藤監督は「高い目標に向かっていけるのがチームの強さ。全国まで勝ち進めたのなら決勝の舞台に行きたい。自分は、子どもたちに野球をさせてもらっているという気持ちで全力で挑みたい」と意気込んでいる。
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