神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2018年8月2日 エリアトップへ

体操の五輪・世界選手権金メダリスト白井健三選手の父親で競技の普及に尽力するする 白井 勝晃さん 横浜商業高校出身 58歳

公開:2018年8月2日

  • LINE
  • hatena

真心の指導で世界へ導く

 ○…三男の健三選手が昨年の世界選手権種目別ゆかと跳馬で金メダルを獲得。全6種目の個人総合でも銅メダルを掴んだ。「”オールラウンダー”としては挑戦の大会」と位置付けた世界最高の舞台。表彰台に立った息子の結果に「実りの多すぎる一年だった」と思わず表情が緩む。

 ○…保土ケ谷区で生まれ育つ。小学生まで野球少年だったが、姉の影響で中学は体操部へ。「華麗な宙返りが人間離れしていて画期的な競技に見えた」。厳しい練習を終えた後、疲れ切った選手に料理を振る舞ってくれる顧問の真心と指導方針に心を打たれた。「あの人に出会ったから指導者の道に進んだ」。横浜商業高、日体大を経て、当時の鶴見女子高で教員に。体操部の顧問就任4年目で全国大会出場選手を輩出。インターハイ常連校へと進化させた。

 ○…ある時、毎日のように部活動を見学する小学生に練習に参加しないかと声を掛けた。体育館の片隅で指導を始めると、噂を聞きつけた小学生が次々と集まった。数年後には300人に膨れ上がった。「一回きりの人生。この子たちのためにやってみようと思った」。世界に通用する選手を育てようと、教員を辞めて体操クラブを立ち上げ。鶴見区の2つの拠点では現在、2歳から70代まで1400人以上が汗を流す。

 ○…妻や3人の息子と行く正月の沖縄旅行が息抜き。勝負の世界から離れて家族団らんの一時を過ごす。「みんな素直」という息子たちには礼節の大切さを伝えてきた。周囲の支えに感謝する心や人に対する優しさ、素直さを持つなど、「人としての成長」が選手を大きく飛躍させるのは、中学時代の恩師に学んだことだ。「体操をもっと多くの人に知ってほしい」。人一倍の競技愛と真心で選手に寄り添い続ける。
 

南区版の人物風土記最新6

高野 一哉さん

県内の若手塗装業者らによる「神奈川昭和会」の会長を務める

高野 一哉さん

別所在住 42歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表する

境 領太さん

中区在勤 39歳

3月14日

竹内 一郎さん

市大病院の医師で能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

二葉町在住 51歳

3月7日

川崎 順一朗さん

理容店「ヘアーサロン アンス」の店主で、県の優良衛生技能者に選ばれた

川崎 順一朗さん

山王町在住 61歳

2月29日

千原 幹男さん

2月17日に餅つき大会を行った中村町一丁目第二あずま会の会長を努める

千原 幹男さん

中村町在住 76歳

2月22日

佐藤 和義さん

「桜剣士会」の創設者で、今年度の市スポーツ普及功労賞を受賞した

佐藤 和義さん

南太田在住 65歳

2月15日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook