唐沢・中村地区で2018年から買い物支援などのボランティア活動を行う「おもいやり隊」が活動拠点作りの計画を進めている。拠点整備費を得るため、市の「ヨコハマまち普請事業」に応募しており、1月26日に二次審査に臨む。ほかにも、インターネットを使った寄付金集めも行い、地域の居場所作りへの支援を訴えている。
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おもいやり隊(津ノ井美晴代表)は唐沢・中村地区の買い物困難者などの生活全般を支援しようと、18年2月に発足した。
個人宅のガレージや町内会館、中村地域ケアプラザで野菜やパンの販売を行ったり、配達も請け負う。ほかにも、高齢者の買い物代行や掃除、話し相手などの訪問型サービスにも取り組んでおり、月に40件ほどの活動を行う。
空き家を拠点に
活動の中心となる拠点確保が課題だったが、中村町2丁目の空き家を使用できることになった。カフェスペースや宿題・学習支援などの居場所作りに向けた改修工事を視野に活動を行っている。
津ノ井代表は「多世代の人が気軽に集い、おしゃべりができる居場所として活用したい」と話す。
改修工事の費用確保に向けて市が行う「ヨコハマ市民まち普請事業」に応募。同事業は市民が主体となって行う地域の課題解決や魅力向上を伴うまちづくりに対し、支援、助成を行うもの。コンテストを通過すると、最大で500万円の整備助成金を受けられる。
おもいやり隊は昨年7月に行われた一次審査を通過。1月26日にある二次審査に臨む。助成金が得られた場合、内装・設備工事のほか、備品購入の一部に充てる予定。加えて、助成金を充てることができない耐震工事や機器備品の購入のための寄付金を募っている。寄付金目標額は300万円で、インターネットを使ったクラウドファンディングでも受け付けている。
津ノ井代表は「より良い居場所作りのため、皆様のご賛同、ご支援をよろしくお願いします」と呼び掛ける。
寄付金の問い合わせはおもいやり隊【電話】070・1500・2580。
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