神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2019年2月7日 エリアトップへ

中村地区おもいやり隊 市まち普請事業に認定 世代超えた拠点整備へ

社会

公開:2019年2月7日

  • LINE
  • hatena
プレゼンに臨むおもいやり隊
プレゼンに臨むおもいやり隊

 中村地区で買い物支援などを行う主婦らによる「おもいやり隊」(津ノ井美晴代表)が横浜市の「ヨコハマ市民まち普請事業」に提案していた「世代を超えた集いの場にするための拠点づくり」が認定され、500万円の助成金を受けられることになった。今後、空き家を活用し、カフェスペースなどを作り、幅広い世代が集える場を提供していく。

 まち普請事業は、市民が主体となって地域の生活環境を整備する提案を選考し、最高500万円の整備助成金を交付するもの。昨年、一次コンテストがあり、1月26日の2次コンテストに5団体が進出。審査員を前にプレゼンテーションや質疑応答などを行い、投票によって3団体の提案が認定された。おもいやり隊の提案は唯一満票を獲得。審査員から「地道な活動が結果になった」「孤独死を防ぐことにもなるのでは」など前向きな意見が出た。

 提案した「拠点づくり」は、おもいやり隊が買い物代行や支援などの活動をする中で「誰かとおしゃべりすることが楽しい」といった声を多く聞いてきた。それを受け、子どもから高齢者まで、幅広い世代が集える場所を提供して交流が図れればと考え、拠点づくりを提案した。

空き家でカフェ

 計画ではカフェスペースの設置や自家製弁当、総菜の販売を予定している。同地区にある銭湯「中村浴場」と連携を図り、マルシェの開催や、銭湯の広いスペースを利用した体操や介護予防プログラムの実施も目指す。

 拠点は中村町2丁目で探した空き家を使用。助成金の500万円はカフェスペースや宿題・学習ができる場所作りに向けた改修工事や備品購入の一部に充てる。しかし、耐震工事や機器備品の購入には助成金を使えず、完成までに300万円が不足している。おもいやり隊は寄付を募っており、地域の祭りなどで募金活動を行う予定。ほかにもインターネットを使ったクラウドファンディングでの寄付金受付の準備も続けている。

協力者募る

 拠点の稼働に伴い、おもいやり隊と一緒に活動をするメンバーを募集している。現在は20人で活動しているが、販売する弁当作りやカフェ、学習支援などの運営のため、40人まで増やすことを目標にしている。

 津ノ井代表は「多くの人に応援していただき、感謝している。引き続きご支援、ご賛同をお願いします」と話す。

 寄付金の問い合わせはおもいやり隊【電話】070・1500・2580。

南区版のトップニュース最新6

蒔田公園 久々に活気

みなみ桜まつり

蒔田公園 久々に活気

5年ぶり、踊りの花咲く

3月28日

防災学び 地域に伝える

蒔田中2年生

防災学び 地域に伝える

災害への備えなど発表

3月28日

森の保全団体に寄付

太田小6年生

森の保全団体に寄付

三浦での環境学習契機に

3月21日

蒔田公園 5年ぶり大舞台

みなみ桜まつり

蒔田公園 5年ぶり大舞台

23、24日 模擬店やステージ

3月21日

福祉避難所 課題浮き彫り

福祉避難所 課題浮き彫り

火防協研修で図上訓練

3月14日

子育て手続き スマホで

横浜市

子育て手続き スマホで

6月末、アプリ配信へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook