花之木町3丁目の旧南区総合庁舎の跡地について、市が約11億5千万円で公募売却することを決め、3月から募集要項の公表を始めた。6月に応募を受け付け、審査を経て8月に事業者が決定する予定だ。
区庁舎の浦舟町移転が決まった後、市は約4400平方メートルの跡地を有効活用できるように、2015年10月、民間事業者の提案を参考にする「サウンディング型市場調査」と呼ばれる手法を採用。不動産、小売業者の話を聞き、民間整備が可能と判断し、公募売却することを決めた。
区庁舎だったことを踏まえ、用途に医療や福祉、子育て機能を持つことが条件とされ、地域の要望を取り入れ、交流施設(200平方メートル以上)や倉庫などの防災施設も設けることにした。住宅などの居住機能を持ったものは認められない。
南区と同じように区庁舎が移転した戸塚区は、15年に跡地を医療法人に約10億円で売却し、有料老人ホームと病院になっている。
旧区庁舎の解体工事はほぼ終わっている。6月末まで募集要項を配布し、8月に事業者が決まれば、9月末までに土地が引き渡される見込み。
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