六ツ川の横浜国際高校(桜田京子校長)が2月に神奈川県立高校では初めて、「国際バカロレア校」の認定を受けた。4月に25人が入学し、国際的な大学入学資格の取得を目指す。
国際バカロレア(IB)は1960年にスイスで開発された世界各国の学校で導入されている教育プログラム。多様な文化の理解と尊重の精神を通し、より平和な世界を築くことに貢献するなどの若者の育成を目的としている。県内では法政大学国際高や横浜インターナショナルスクールなど4校が認定されている。
同校は県教育委員会から2016年度に「国際バカロレア認定推進校」に指定され具体的な準備を開始し、18年度には校内に準備室を開設。1月31日、2月1日にIB機構の訪問を受け、2月21日に認定された。
今春バカロレアコースには25人が入学予定。国内の高校では使われないテキストの使用や数学の授業を英語で行うほか、発表機会が増え授業数も多いという。
同コースでは、国際バカロレアの最終試験で所定の成績を収めると、高校卒業資格の取得と国際的に認められている大学入学資格(IBディプロマ資格)が与えられる。
新たな10年に向け
同校は、14年度に文科省から国際的に活躍できる人材育成を重点的に行うSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定(期間5年)されている国際科のみの専門高校。4月からはバカロレアコースが加わる。
昨年、開校10周年を迎え、今年でSGHが終了。4月からバカロレアコースが始まることに関し、桜田校長は「これからは本体とバカロレアコースの2つが存在することになるが、どちらもゴールは国際社会でリーダーとして活躍できる人材の育成。両コースの良いところを活かしていきたい」という。生徒や保護者は「新しいことを取り入れることは大変だけど協力してやっていきたい」と感想を述べていた。
南区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|