今回の市会議員選挙では定数の見直しにより、南区選挙区は「5」から「4」へと減ったことで、立候補した現職5人のうち、必ず1人以上が落選するという厳しい戦いになった。現職の議席死守のため、各党とも大物を応援に投入していた。
遊佐大輔氏と渋谷健氏の2人が立った自民党。前回は2人が1、2位を占めたとはいえ、定数減に強い危機感を見せていた。3月30日には、かつて、2人が秘書として仕えた菅義偉官房長官が南区入り。地元だが、4年前の統一地方選では南区に入ることはなかった。新元号発表を控え、多忙な中でも応援にやって来た菅氏。花見客でにぎわう弘明寺商店街を市議・県議候補の3人と練り歩いた。「市会には、遊佐、渋谷の2人が必要です」と街宣車の上から訴えると、大きな拍手が起こった。2回連続のトップ当選を果たした遊佐氏は「菅さんがいなくても我々が南区を守らなければならない」と話した。
「全国一厳しい」
7期目を目指した公明党の仁田昌寿氏は初日の3月29日、横浜橋通商店街そばに党の山口那津男代表を迎えた。代表が応援に駆け付けることは、南区が全国でも有数の激戦区であることを物語っていた。山口氏は仁田氏の実績に触れた上で「『仁田桜』を咲かせてください」と満開が近付いていた大岡川の桜になぞらえ、支持を呼び掛けた。当選後、仁田氏は「全国一厳しい選挙区という認識で戦ってきた」と前回から3千票以上伸ばしたことに表情を引き締めていた。
南区版のローカルニュース最新6件
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|