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保土ケ谷区版 公開:2011年6月16日 エリアトップへ

子育て支援団体『チャット』の代表 赤坂 厚子さん 区内・上星川在住 48歳

公開:2011年6月16日

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子育てママの頼れる味方

 ○…神奈川区の子育てサークルにいた頃、スタッフ仲間に「子育て情報誌を作りたい」と声をかけられ、『チャット』の立ち上げに関わる。結成から今年で12年。情報誌発行だけでなく、イベントの企画やサークルづくりなど、着実に活動の幅を広げている。

 ○…長年子育て支援に関わり、時代に応じて母親たちの悩みも変化すると実感。活動を始めた頃は、育児支援の場はまだ少なく、ひとりで悩みを抱えこんでしまう人が多かったとか。そこで「ママたちがちょっと息抜きできる場を作りたい」と考え、託児付きで趣味を楽しめるサークルを始めた。今は仕事を持つ母親が増え、育児に専念できる時間が限られる。職場復帰までの短期間であらゆる準備をしなければならない。「忙しい中で、ママが地域から孤立してしまわないよう支援したい」と熱心に語る。

 ○…先の震災後は、不安を抱える母親たちの声を多く耳にし、災害時の避難場所など、できる限りの情報を提供できるよう奔走。区の『災害ボランティアネットワーク』にも登録した。災害時に団体としてできることを模索しつつ、地震の影響で休止していたサークルを再開した時、参加者に「ここに来ることで日常が戻る」と喜ばれた。改めて気軽に集まれる場所の大切さに気付かされたという。「全ての悩みを解決できなくても、子育てをしている人が、同じ不安を共有できるだけで救われるんです」。

 ○…自身も3人の子の母親。大学生になったり、就職したりと、手は離れ始めたが、子育て支援は生涯現役。「育児という共通点だけで、色々な人に出会えることが楽しくて」と活動の魅力を語り、頬を緩ませる。悩んでいる人には「人間は生まれた時に0から1になるの。あとはもう生きているだけでプラス。マイナスになることはないよ」と話すという。その言葉に、頼れる”保土ケ谷のママのママ”らしい強さと優しさが垣間見えた。
 

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