和田町のコミュニティカフェ「わっか」で7月から店長を勤める 山崎 真沙子さん 横浜市在住
地域と人の”駅”を目指して
○…地域活性化のため、地元有志の運営で昨年設立された同カフェが、より幅広い活動を目指しコンセプトを一新。同時に店長を任される。紅茶教室やセラピーなど、着任1カ月で数々の企画を実現。豊富なアイディアと高い実行力で、周囲を驚かせている。
○…数年前、身近なところで孤独死が相次ぎ、住民間の繋がりが薄くなっていることを実感。地域密着型の仕事に興味を持ち、会社勤めの傍ら、市内のコミュニティカフェでボランティアを始める。「いつか自分でも店を」という夢を抱いていた頃、新店長募集の話が。「もっと先のつもりだったけど、今がチャンスかもしれない」。そう感じ、思い切って会社を辞めた。
○…まちづくりの場として近年増え始めているコミュニティカフェだが、その多くは助成金やボランティアで成り立っているのが現状。「誰かの負担だけに頼っていては続かない。この店はビジネスとしてもちゃんと成功させたい」と強い意志を見せる。その目標を実現するため、様々な企画を持ち出して、集客に力を入れている。「地域の名産品が手に入る”道の駅”にしたい」との思いから始めた地元野菜の販売は好評で、売り切れが相次ぐ。ランチメニューも、”湘南しらす丼”など県内産の食品を中心に使用し、ワンコインという価格にもこだわった。
○…「ここを中心に地域がつながる、そんな場にできたら」と期待に目を輝かせる。明るく元気な性格で、訪れる人も自然と笑顔に。取材中も店にはひっきりなしに人が出入りし、初対面の人どうしが彼女を通して出会い、打ち解けていく。店に多くの人が集まるのは、イベントや商品だけの力ではなさそうだ。「どれくらい生きるかより、どう生きるかを大切にしたい」。単なる仕事としてではなく、生き方そのものとして地域と向き合っている様子。その熱意と明るさで、保土ケ谷の人々を繋ぐ大きな”わっか”を作りあげていく。
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