天王町商店街協同組合が、チャリティを目的に定期的に開催している「表門通りフリーマーケット」を10月22日(土)と23日(日)に実施する。東日本大震災の影響などで中止が続いたため、今回は約1年ぶりの開催となる。
震災と荒天が影響
交通事故で親を亡くした遺児に対するチャリティを目的に行われてきたこのフリーマーケットは毎回、約2万人の来場者が訪れるなど、区内屈指の人気イベントとして定着。毎年春と秋を基軸として定期的に実施されてきた。
しかし今年3月の開催直前に発生した東日本大震災により、商店街の一部歩道が大きく破損。来場者の安全確保が難しくなったことや、社会情勢などを考慮しあえなく中止となった。さらに復興ムードが高まりを見せた5月に再度開催を予定するも、今度は当日の天候に恵まれず、2回続けて取り止めになっていた。
三度目の正直へ
震災と荒天に見舞われ、文字通り”三度目の正直”となる今回は、例年秋の開催と同様、10月22日(土)から2日間の日程で『表門通り』を会場に開かれる予定。商店街の関係者は、およそ1年ぶりとなるフリマの復活に「今度こそ」の思いで現在、準備を進めている。
待ち望む声、増加
商店街のメーンストリートに200を超える即席の店舗(フリーマーケット)が出店し、お客を呼び込む活気溢れる声や、値引き交渉を楽しむ笑い声など独特の雰囲気が会場を彩るこのイベント。期間中は商店街通りが人の波で埋め尽くされ、沢山のアトラクション的な企画も手伝い盛り上がりをみせる。特に今回は、相次いだ中止による反動などによって、出店希望の事前問合せが例年より増加しており、商店街関係者は「ぜひ多くの方に足を運んでもらい、再び会場の雰囲気を満喫してもらい楽しい1日を過ごしてもらえれば嬉しいですね」と、期待を寄せている。
初日は「骨董市」も
またフリーマーケットの初日となる22日(土)には会場近隣で『アンティークバザール』が同時開催される。
これは従来のフリーマーケットに加え橘樹神社内に特設会場を構え、午前9時から午後4時まで約30店舗による”骨董品市”を開こうというもの。出品されるのは「骨董」「古道具」「壺」「人形」「掛け軸」「茶道具」「武具」「着物」「帯」から「おもちゃ」「時計」等のコレクター品に至るまで多種多様。マニアや収集家だけではなく多くの来場者の目を楽しませる好評企画として人気を博している。
明後日から出店受付
このフリーマーケットへの出店希望の申込み受付は明後日10月8日(土)、午前10時から天王町コミュニティセンター1階で開始される。参加費は1日のみ2000円、2日間通しが2500円。今回の出店料は東日本大震災の義援金として寄付されるため返金は不可。その他、詳しい問合せなどは【電話】045・335・6659まで。
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