市政報告【19】 皆様の声をカタチに 横浜市会議員 斉藤 伸一
《市会第3回定例会を振り返って》急がれる放射線対策
震災以降、子育て中の方から、放射線や学校給食への不安の声が寄せられます。
今議会では、震災、放射線への対策について多くの議論がありました。なかでも放射線対策については、横浜市として今年度中に全ての市立小・中・高等学校と特別支援学校に『放射線測定器』を配布。定期的な測定と保育所や幼稚園等でも活用することが決まりました。
また、学校給食の検査についても強化を訴え、毎日1校を選定し、使用する全食材の放射性物質を測定することになりました。
学校の耐震対策を万全に
平成22年度の決算特別委員会では、私は建築局と病院経営局を審査しました。
建築局に対しては、東日本大震災を踏まえ、主に建物の耐震対策や崖崩れ防止について質問。とりわけ「学校の耐震対策」を強く訴えました。
市はこれまで、期間やコストの圧縮等を目的に、学校の耐震診断は簡易式な方法で実施してきました(〜平成8年)。
この診断で補強不要と判定された校舎は110棟。
しかし公明党が再診断を強く要求し、その結果29棟が”耐震補強工事が必要”という事が判明しました。
市は平成23年度に設計、24年度に耐震補強工事を実施するとしていますが、子どもの生命を守るため、さらには災害時に学校が地域の『防災拠点』や『医療救護拠点』にもなることから、一刻も早い着工を求めました。
アレルギー疾患対策を拡充へ
病院経営局に対しては、 「子どものアレルギーで悩んでいる」「出産する病院が見つからない」といったご相談をもとに、市立みなと赤十字病院の医師の増員を主張。その結果、現在3名の日本アレルギー学会の指導医を6名体制に、周産期医療については2名から5名体制にし、各診療スペースも拡充されることになりました。
市長に予算要望
私たちは「現場第一主義」を貫き、皆様から日々頂くご相談や、各種団体との『政策懇談会』等で寄せられるご意見をもとに、公明党市議団として248項目からなる「平成24年度 横浜市予算要望書」を取りまとめ市長に提出しました。
私がこの要望書を説明し、市長からは「公明党はいつも調査に基づいて発言・行動される。その調査結果を教えて頂く事も大変にありがたい。今後も市民のために議論を重ね、働いてまいりましょう」という主旨の話がありました。
今後も皆様の声を大切に、二元代表制のもと大いに議論し、力を尽くして参ります。
斉藤伸一市議
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