横浜市立権太坂小学校(森友江校長)のPTAがこのほど「平成23年度優良PTA神奈川県教育委員会表彰」を受賞した。表彰は、特色ある取り組みを行っているPTAに対して県教育委員会が毎年行っているもので、今年は県内から42団体が選ばれた。
同校では役員に負担が偏りがちなPTAの体制を改善するため、平成19年度から独自の「サポーター制度」を導入。通常のPTAは役員と学年委員などで構成されるが、この制度では1世帯につき1人が「サポーター」となり、委員の仕事を補助。どの保護者も役員・委員・サポーターのいずれかに属する「全員参加」の方式をとっている。
サポーターの役割は、ベルマークの集計、白衣の点検などに分担されており、保護者は得意分野や仕事の都合にあわせ、どの仕事を行うかを選ぶ。1人年1回程度の活動のため、仕事を持つ保護者にも受け入れられているという。この制度により、役員にかかる負担が軽減され、敬遠されがちだった委員への立候補も増加。サポーターを行うことで「学校を身近に感じるようになった」「保護者どうしの横のつながりができた」といった声も出ている。
最近ではこの取り組みを模範として同様の制度を導入する学校も増えている。会長を務める今井明美さんは「先生とも気軽に話せるようになり、保護者と学校が良い関係を築けている」と話していた。
10日にイベントも
同校ではPTA活動の一環として、10日(土)に毎年恒例のイベント「ごんたいち」を開催。バザーや地元住民の協力による屋台の出店などが行われ、同イベント担当のサポーターもスタッフとして活動する。また、今年は「ごんたいち」のキャラクターデザインを児童から公募。事前の審査で最終選考に残った16作品の中から、当日の投票で1位を決定し、来年からポスターなどに起用するという。
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