保土ケ谷区総務課統計選挙係は、小学生に選挙の仕組みや大切さを学習してもらおうと、体験型の特別授業を実施した。
授業は昨年12月から今年1月にかけて、瀬戸ヶ谷小、仏向小、川島小、桜台小の4校で6年生を対象に行われたもの。実際の選挙に近いものを体験してもらおうと、小学校生活最後の給食に出るデザートを、児童らの投票によって決定するという形式が採られた。
1月31日に桜台小で実施された授業では、始めに区の職員が選挙の仕組みについて解説。人気アイドルグループを例に「AKBの選挙はCDを買った人しか投票できないけれど、本物の選挙は1人1票の平等な形で行われています」と説明するなど、親しみやすく工夫された内容に、児童らも真剣に耳を傾けていた。
模擬選挙では、教職員が扮する「シュークリーム党」の「しゅ〜しゅ〜まつざわ」
氏、「プリン党」の「プリン・ザ・なめらかとう」氏、「チーズケーキ党」の「へるしぃいがらしぃ〜」氏の3候補者がそれぞれ”小さな有権者”を相手に演説。その後、全児童によって投票が行われた。
投票の際には名簿の照会や投票用紙の交付等も児童が担当。授業に協力した区の担当職員が立会人として見守る中、本物と同じ記載台や投票箱を利用して選挙を体験した。子ども達は、初めてとなる本格的な投票行動に、笑顔を見せながら楽しそうに取り組んでいた。
投票の結果、愛娘との温かいエピソードを交えながらシュークリームの魅力を主張した「しゅ〜しゅ〜まつざわ氏」が当選。同氏の”公約”となるシュークリームが卒業前の最後の給食で実際に提供されるという。
授業後、児童らは「初めて投票をして楽しかった」「大人になったら、ちゃんと選挙に行きたい」などと話していた。
この特別授業が区内で実施されたのは昨年12月が初めて。区の担当者は、来年度以降も継続していく方針を打ち出している。
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