保土ケ谷区内に活動拠点を持つプロサッカーチーム・横浜FC(J2)が、まもなくシーズン開幕を迎える。3月11日(日)のホーム開幕戦では、東日本大震災の被災地支援の一環として、試合会場に市内在住の被災者を無料招待する。
現在同チームは、西谷浄水場の練習拠点を中心に、強化キャンプなどを実施し、開幕に向けて着々と準備を進めている。今シーズンの監督は、昨年に引き続き岸野靖之氏。キャプテンは、在籍6年目のFW・難波宏明選手が務める。
昨年は20チーム中18位と苦しい結果に終わった同チームだが、今年は新たに元日本代表の永井雄一郎選手などの新メンバーを加え、戦力を強化。「最後まで力を出しきる」との決意が込められたキャッチフレーズ「走覇―走りぬく、つながる想い輝く笑顔へ―」を胸に、悲願のJ1昇格を目指す。
第1戦は3月4日(日)、茨城県のケーズデンキスタジアム水戸で行われる水戸ホーリーホック戦。ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川区)で行われるホームゲームの開幕は翌週の3月11日(日)となる。ホームゲーム初戦の対戦相手は愛媛FCで、午後4時キックオフ。
チーム関係者は「今年はJ1昇格に向けての正念場。地元・保土ケ谷のみなさんにも、ぜひスタジアムに足を運んでもらい、チームを後押ししてほしい」と多くの来場を呼びかけている。
「スポーツで元気を」
また同チームでは、11日のホームゲーム初戦に、横浜市に住む東日本大震災の被災者を招待しようと準備を進めている。
この取り組みは、震災から1年を迎えるのを機に「スポーツを通し、被災者の方へ少しでも元気を届けたい」との思いから企画されたもの。事前の申込みが必要となるが、既に家族連れなどの応募があるという。当日はサイン会などを実施して、選手が来場者との交流をはかるほか、試合前には震災の犠牲者を追悼し、黙祷を行う予定。
市内では、同チームの他、J1の横浜F・マリノスや、プロ野球チームの横浜DeNAベイスターズなど、横浜を拠点とするプロスポーツチーム3団体がそれぞれ、3月11日前後のホームゲームで被災者の招待を実施するという。
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