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保土ケ谷区版 公開:2012年8月16日 エリアトップへ

西谷にコミュニティカフェ「サロンゆうゆう」をオープンした 佐藤 紀子さん 上星川在住 60歳

公開:2012年8月16日

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還暦からの新たな挑戦

 ○…手作り品の販売や教室を通じて交流の場を提供するコミュニティカフェを開所。オープンから1カ月、試行錯誤を繰り返しながら充実した日々を送る。

 ○…運命を変えた出会いは昨年の夏。子育てからも解放され、無気力な状態が続いている頃だった。「毎日同じことの繰り返しで、生きがいを感じられず憂鬱でした」と振り返る。そんな折、偶然和田町のコミュニティカフェ「わっか」に立ち寄った。多くの人が集う同所の魅力にとりつかれ、頻繁に足を運ぶようになる。「家にこもっていると1日中誰とも話さないこともあったから、色々な人と会えることがすごく楽しかった」と話すとおり、通い始めてからは友人にも驚かれるほど元気を取り戻したという。今年3月からはスタッフとして運営にも関わるように。慣れないレジやパソコンの扱いには苦戦したが「必要とされている喜びが大きかった」と語る。

 ○…以前に取得したマッサージ師の資格を活かし、漠然と抱いていた「いつかは自分の店を」との想い。元気を取り戻してくれた場所との出会いが、夢を現実に変えた。「かつての自分と同じ気持ちでいる人の役に立ちたい」。単なるサロンではなく、コミュニティカフェとしての開所を決意。1人暮らしを考えていた息子に「1軒家買って」とせがみ、2階を息子の住まい、1階を店舗にした。「息子には『大根買うような感覚で家をねだるな』って怒られました」と楽しそうに話す。「器用で頼りすぎちゃう」という夫がポスター作成や店内改装も全て引き受けてくれたという。

 ○…開所前から支えてくれている親友とともに運営を続け、最近では徐々に訪れてくれる人も増えてきた。手作りパンや地産野菜のも好評だ。「食べ物から交流の場まで。西谷にあったら良いなと思われているものを何でも提供できる地域のコンビニにしたい―」。60歳からスタートした夢をこれからも追い続ける。
 

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