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保土ケ谷区版 公開:2012年12月13日 エリアトップへ

保土ケ谷区内の教育支援ボランティア団体「よいしョ」の代表を務める 本間 利夫さん 横浜市在住 66歳

公開:2012年12月13日

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子どもたちの 笑顔のために

 ○…不登校の児童や生徒に教育の場を設け、民間レベルで支援する区内のボランティア団体「学びのひろば よいしョ」を立ち上げたのは2011年3月。「困っている子たちが世の中にたくさんいる。その存在を知ってもらい、手を差し伸べる機会を増やしたい」という子どもたちへの深い愛情を胸に、支援活動を開始してまもなく2年を迎える。その間、一般向けの遠足イベント等を定期的に開催し、団体の存在をPR。一方、天王町の民家を舞台とした「現代版寺子屋」では、多種多様の問題を抱えた生徒・児童に適した講師をできるだけ配置する等、努力を重ねてきた。

 ○…港北区在住。元中学校校長にして、市教育委員会直属の教育支援センター「ハートフルスペース」の指導員を歴任。現在も神奈川大学で講師を務める等、まさに「教育」に全てを捧げた半生。「子どもたちの『声』が、全く聞こえなくなる場所にいることが嫌だった」というが、同世代の教育者が次々と第一線を退く中「彼らの笑顔に支えられ、ここまでやってこられました」とニッコリ。

 ○…「自分を表現できない子、中には声も出すことができない子もいる。そんな子が心を開き、いい方向へと向かっていくときが本当に嬉しいですね」とも。「よいしョ」設立から、口コミ等で生徒数が増え、スタッフ陣も創設時の3人から、現在は10人を超えた。着実に手応えは大きくなっているが、「こうでなければならないという理念はもっていない」と言うとおり、単に活動を大きくするのではなく、地盤を固め、徐々にネットワークを広げていくことで、様々な人々との交流を自らも楽しんでいる。

 ○…当事者からの負担を少しでも軽減するため、助成金等でやりくりしてはいるものの、現実的な問題として苦しい財政面での課題を拭うことはできない。助けを求める子どもたちの笑顔を取り戻すために、今後も模索の日々は続く。
 

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