神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2013年1月31日 エリアトップへ

「保土ケ谷警察署少年剣友会」の会長として子ども達に剣道を教える 城所 規之さん 峰岡町在住 65歳

公開:2013年1月31日

  • LINE
  • hatena

武道の心を子ども達に

 ○…警察署の道場に週に2回足を運び、地元の小学生に剣道を教え続けて28年。8年前からは会長に就任し「警察の剣友会である以上、剣道を通じて健全な青少年を育てることが一番の目的です」と強い責任感を見せる。

 ○…伊勢原市出身。中学生の時から剣道を習い始め、現在は教士7段の腕前。大学卒業後1度は就職したものの、剣道好きが高じ、脱サラして地元の伊勢原で武道用具の販売店を起業。「好きなことを仕事にできていて幸せですね」と微笑む。結婚を機に保土ケ谷に転居。28年前、自身の子ども2人が同署の剣友会に入会した際に、関係者から手伝いを頼まれ、指導者として関わるように。「相手の顔を見てしっかり話すことができれば、学校での勉強や普段の生活にもプラスになるはず」との思いから、子ども達には常に「正しい姿勢と返事」を心がけるよう伝えている。

 ○…剣道の魅力は「何より相手がいること。呼吸を読んで、相手がどう動くか予想しながら駆け引きするのが楽しいですね」と熱く語る。抜刀術やスポーツチャンバラなど、同ジャンルの趣味も楽しむ一方で、その技術を意外なところで活かしているのがゴルフ。「手首の使い方なんかが共通しているのか、ボールがよく飛びますよ」と笑う。

 ○…長年子ども達と関わってきた中で、最近は「怒られるとすぐにやめたいと言い出す子が増えたかな」と、時代の変化を痛感することも。それでも「良いこと・悪いことの判断が自分できちんとできる子に育ってほしい」と、優しく、時に厳しく、子ども達と向き合い続ける。毎年春には6年生が卒業していくが「入会当時はメソメソ泣いていた子が、卒業時にはしっかりとした態度で先生や親に感謝の挨拶をできる。その姿を見ていると、教えていて良かったと実感します」。剣道を通じ、その技術以上に深い礼儀や心を、教え子たちに伝え続ける―。
 

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

本田 悦二郎さん

保土ケ谷警察署の新署長に就任した

本田 悦二郎さん

川辺町在勤 57歳

4月18日

加藤 和さん

アートホールで開かれるDVD鑑賞会の上映前に舞台に立ち作品紹介する

加藤 和さん

花見台在勤 62歳

4月11日

山本 将大さん

ダウン症のドラマーで、地域を拠点にバンド活動を行っている

山本 将大さん

仏向町在住 18歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

伊藤 奈美さん

子育て中の親子に交流の場などを提供する「パオパオの木」の代表を務める

伊藤 奈美さん

狩場町在住 53歳

3月21日

木村 勝義さん

相鉄線和田町駅前の美化活動に尽力する「タクシー乗場委員会」の委員長を務める

木村 勝義さん

65歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook