被災地・岩手県山田町を支援する「三陸やまだ漁協を応援する会」の代表を務める 石崎 久仁王さん 上菅田町在住 66歳
復興へ、故郷の魅力伝える
○…東日本大震災により、大きな被害を受けた生まれ故郷・岩手県山田町。その惨状を、現在身を置く上菅田で知った時「言葉にならない唖然とした気持ちになった」と話す。復興を願う気持ちは人一倍。「忘れ去られることがないように」という想いから、10日に開かれた天王町商店街「絆バザール」に同会で参加。産地品を提供した。また、山田町から届いた鮭の受精卵を孵化させ、稚魚を帷子川に放流。被災地(=故郷)との絆、復興への想いを、鮭とともに繋げた。
○…上菅田町周辺の住民たちや、横浜市内、都内などに移り住む『山田町出身者』を集め、昨年6月に同会を設立。市内各所で開かれる様々なイベントに参加し、故郷の魅力を伝え続けている。「食べ物が美味しくて海が綺麗。是非一度行ってみてほしい」と笑顔でPRする。
○…漁協の街として知られる山田町。学生時代、イカやアイナメなどを釣り上げ、豊かな自然の中で遊んだ。「殻付きカキの出荷量が全国第一位で、ホタテや三陸わかめも美味しい。それを食べて育ちました」と、故郷での思い出をにこやかに話す。昨年、保土ケ谷の区民祭りで、そんな自慢の特産品ブースを同会で初出店。反響の大きさから、後に上菅田で復興市を開催し、募金活動も実施。被災地再生のため、精力的な活動を行ってきた。
○…「すれ違う人々と肩がぶつかり合ってしまうくらい、商店街が活気に満ちていた」と上菅田町に移り住んだ40年前を懐かしむ。「今は閑散としていて寂しさを感じる」とも。町の賑わいを取り戻そうと、同町・笹山商店街で開かれる『すず風ロードまつり』の実行委員を務め、地域活性化にも一役かっている。「フリマの出店者を募集したり子ども達にみこしを担いでもらったり。祭りの楽しさを”現代っ子”に知ってもらいたい」。生まれ故郷と共に、現在の地元・上菅田の魅力も伝え続ける。
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