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保土ケ谷区版 公開:2013年3月21日 エリアトップへ

NPO法人「人間塾」副理事として地元の学校で空手を教える 関根 信男さん 上菅田町在住 49歳

公開:2013年3月21日

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武道の精神を子ども達に

 ○…笹山小学校や上菅田中学校で、地域の子どもから大人までを対象とした空手教室を開催。参加費は道具等にかかる実費のみというボランティアで運営を行う背景には「武道を通じて、子ども達の心を豊かにしてあげられたら」との思いがある。

 〇…中学生の時から柔道を始め、成人してからは空手道の4段も取得。現在は空手団体のひとつである「士道館」の理事長を務める。教室開校のきっかけは、笹山小のPTA会長を務めていた際に、子ども達の前で空手の演武を見せたこと。これが児童や学校関係者にも好評で「ぜひ子ども達に空手を教えてほしい」と声がかかった。その後、地域の人々にも気軽に挑戦してもらおうと、年齢を問わず参加できる現在の教室へと発展。「大人が真剣に頑張っている姿を子ども達に見せてあげたい」と熱く語る。

 ○…神奈川区で人材派遣等を扱う会社を経営。会社員時代、転職の誘いを受け、勤め先を退社した直後にバブルが崩壊。予定していた入社が白紙に戻るという危機的状況に陥ったが「とりあえずやることがなかったから」と会社を起業。「高卒だし、他に雇ってくれる会社もなかったからね」と謙遜するが、保険の代理店から始まった事業を現在の形まで一代で築きあげた叩き上げの敏腕社長。自身のこうした経験が「仕事でも武道でも勉強でも、一生懸命続けていれば結果が出ることを伝えたい」との思いに繋がっている。

 ○…PTA会長や空手教室を通じ、長年子ども達の教育に携わってきた立場上、現在世間を騒がしているいじめや体罰の問題には複雑な心境を抱えている様子。「難しい問題だけど、武道をやっていれば、相手を殴った時は自分の手も痛むってことが分かるんだよね。そういうことだけでも教えてあげられたら良いかな」。今後も空手を通じ、思いやりの精神を子ども達に伝え続ける。
 

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