横浜市が行った市民意識調査の結果がこのほど公表され、保土ケ谷区民は食料品や衣料品の買い物、飲食店、病院に行くのにかかる所要時間を「30分程度以上」と答えた人が、市内で最も多いことが明らかになった。
同調査は市民の生活意識や生活行動を明らかにし、政策立案や市政運営に役立てようと、市が毎年行っているもの。
調査は昨年5月から6月に、20歳以上の2314人から回答を得た。このうち、保土ケ谷区民は131人。
日常生活の活動場所への所要時間を尋ねる設問では、「衣料品を買う場所」への所要時間を「30分程度」または「30分以上」と答えた人を合わせた割合が、市全体では44・1%だったのに対し、保土ケ谷区では65・6%だった。
同じく「食料品・日用品の買い物をする場所」への所要時間は、30分程度以上と答えた人が17・6%(市全体では9・4%)だった。
「かかりつけの病院や診療所」への所要時間は30分程度以上が31・3%(市全体21・4%)、「食事をする飲食店」の場合は45・8%(市全体30・7%)となり、これら4つの項目で、30分程度以上と答えた人が、18区中最も高い割合となった。
買い物場所や病院への所要時間については、山坂の多い地形が影響していると見られ、アクセスについての不便さが浮き彫りとなった。一方で、食料品や衣料品の買い物に関しては、近隣の横浜駅周辺に足を運ぶ人が多いことなども、所要時間を長くしている原因のひとつと考えられる。
近所付き合いは「親密」
また、隣近所とのつきあい方に関する設問では「一緒に買い物に行ったり、気のあった人と親しくしている」または「困ったとき、相談したり助け合ったりする」と答えた人を合わせた「比較的親密なつきあい方」の割合は、市全体で15・0%だったのに対し、保土ケ谷区では18・3%だった。これは、鶴見区に次いで2番目の高さで、地域でのコミュニティーが比較的充実していることがうかがえる結果となった。
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