川島町の「くぬぎ台団地自治会」(鈴木方規会長)がこのほど、発足40周年を機に、自治会や団地の歴史をまとめた記念誌を制作した。
同自治会は、くぬぎ台団地への入居が始まった直後の1973年に発足。当時はまだ不十分だったインフラ整備などに取り組み、団地の発展とともに歴史を重ねてきた。
こうした団地周辺の環境や自治会の取り組みに関する歴史が詳細にまとめられている記念誌は、自治会の役員らが約1年がかりで制作したもの。会員約750人に配布され、関係者は「みなさんに団地の歩みを振り返ってもらえれば」と話している。
同自治会では、市内でも屈指の規模を誇る防災訓練の実施など、積極的な取り組みを続けているが、近年は住民の高齢化などの課題も浮上。今年3月には、団地の誕生と同時に開校したくぬぎ台小学校が、児童数の減少により川島小学校と統合するなど、環境も変化し始めている。
自治会長就任30年を迎え、発足時からの歴史を知る鈴木方規さんは「当時は道路が無いなど、自分達の生活に深く関わってくる問題があったから、自治会への参加も積極的だった。これからは若い世代の加入促進が重要になる」と話す。
今後は小学校跡地の活用方法などの課題に取り組む予定で、鈴木会長は「住民の皆さんの声に真摯に答えていきたい」としている。
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