和田町で養蜂プロジェクトに取り組んでいる「昭和建設株式会社」(工藤圭亮代表取締役)で6月17日、「採蜜祭」が行われた。
これは「調和のとれた持続可能な社会をつくり上げる事」などを目的に、2010年から同社及び所属の「横浜建設業協会・保土ケ谷区会」が推進している養蜂事業の一環として、毎年実施されているもの。
当日は、同社スタッフのほか、養蜂に関心を持つ地元企業関係者らが収穫作業を体験。防護服に身を包みミツバチの巣の板を遠心分離機にかけ、ハチミツを取り出す作業などに挑戦した。また、採取されたハチミツを瓶に詰め、参加者全員に『採れたて』がプレゼントされた。
同社での採蜜作業は5月から8月にかけ計8回程行われ、総収穫量は80kgから100kg。今回とれたハチミツの量は13・5kgで「ほぼ平均値」とのこと。また、甘さを表す糖度は「80・1」で、通常75程度で十分な甘さとされるなか、大きく上回る数値を記録した。
プロジェクト開始から4年目を迎え、同社の社屋屋上に設置された養蜂場では、現在約3万匹のミツバチを飼育。巣の数や群を増やす作業などがうまくいくと、多い時には5万匹を超えることもあるという。
工藤代表は「今年のハチはとにかく元気。(保土ケ谷の)豊かな自然からたくさんの蜜を集めてくれたからでは」と、働きバチ達に感服の様子。また「今後は地元の小中学校の児童、生徒さん等も招いて採蜜ができたら」と話し、地域一体となった更なる活動の拡充に向け意欲を示していた。
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