神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2013年8月29日 エリアトップへ

保土ケ谷消防団の団長を務める 大島 英治さん 宮田町在住 71歳

公開:2013年8月29日

  • LINE
  • hatena

団員たちの想い、次世代へ

 ○…火災等の災害時、消防署をサポートし住民を守る役割を担う消防団。約350人が所属する保土ケ谷消防団の団長として10年前から陣頭指揮を執っている。「”地域密着”はまさしく消防団のためにある言葉。これからも地元に根差した防災活動を通じて、幅広い世代に減災を訴えていきたいですね」と語る表情には、充実感が漂う。

 ○…昨年4月、市内に20ある消防団の団長で構成される「横浜市消防団長会」の会長に就任した。更に同年6月には、財団法人「神奈川県消防協会」の会長となり、県内消防団員の知識や技術の向上をはじめ、防災思想の普及事業等にも力を注いでいる。住民の安全を背負う立場に「重さを感じています」とも。消防団の活動や歴史への理解を深めるため、日頃から広く関連書籍に目を通す等、尽きることのない向上心がその眼差しから垣間見える。

 ○…東京都出身で、16歳の時に保土ケ谷へと転居。先代が営む石炭店の仕事に精を出した。「忙しい毎日だった。力仕事ばかりでしたね」。プロパンガスや灯油等、燃料品の販売に励んでいた当時を振り返る。そんな仕事一筋の日々を過ごしていた22歳の頃、知り合いに誘われ消防団に入隊した。「自分は(人の)誘いがあって入った。今は『地域のために』という意識を持ち入隊する人が多い。若い人から学ぶこともたくさんありますよ」。物腰柔らかく、謙虚な姿勢で人と接する優しい人柄がにじみ出る。

 ○…地域全体を隈なくカバーするために必要な定員人数に、若干届いていない保土ケ谷消防団の現状については「何とか定員までもっていきたいですね」と厳しい表情。消防団でのビラ配り等によるPR活動や地元企業への積極的な呼びかけを実施し、増員に力を入れている。「女性団員も増えてきました。今までの経験を若い人に伝えていけたら」。長い歴史の中で受け継がれてきた団員達の想いを、次世代へと繋げていく。

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

本田 悦二郎さん

保土ケ谷警察署の新署長に就任した

本田 悦二郎さん

川辺町在勤 57歳

4月18日

加藤 和さん

アートホールで開かれるDVD鑑賞会の上映前に舞台に立ち作品紹介する

加藤 和さん

花見台在勤 62歳

4月11日

山本 将大さん

ダウン症のドラマーで、地域を拠点にバンド活動を行っている

山本 将大さん

仏向町在住 18歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

伊藤 奈美さん

子育て中の親子に交流の場などを提供する「パオパオの木」の代表を務める

伊藤 奈美さん

狩場町在住 53歳

3月21日

木村 勝義さん

相鉄線和田町駅前の美化活動に尽力する「タクシー乗場委員会」の委員長を務める

木村 勝義さん

65歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook