保土ケ谷公会堂で9月19日、初の試みとなる「旧東海道お宝自慢ワークショップ」が開催された。
区内ではこれまでにも旧東海道の歴史を生かしたまちづくりを進めており、今回のイベントは横浜市と保土ケ谷区が主催し、地域に残る歴史資料を景観保全の取り組みに役立てようと実施されたもの。
事前に地域住民から、地元の風景や人々を移した昭和40年代以前の写真や映像を募集し、当日は参加者それぞれが自宅から自慢の「お宝」を持ち寄った。
30人近くが集まった会場では、古写真をスクリーンに映し出し、持ち主が写真にまつわる思い出話などを披露。元町、保土ヶ谷駅・天王町駅周辺地域などを中心に昭和初期から30年代頃まで多くの資料が紹介された。
また、持ち寄られた写真に関して、昔の姿を知る商店街関係者や歴史専門家が時代背景等を解説。参加者からも質問や紹介内容に関するエピソードが飛び出すなど「地域のお宝」をテーマとした思い出語りで、会場は熱気に包まれた。
岩井町で蕎麦店を営む近藤博昭さんは、天王町の橘樹神社や帷子町周辺の写真などを持参。「予想以上の盛り上がりで驚いた。こうした取り組みを機に、資料を掘り起こすだけでなく、次世代に地域の歴史をどう伝えていくかを考えられれば」と話していた。
|
<PR>
保土ケ谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>