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保土ケ谷区版 公開:2013年10月17日 エリアトップへ

ドンキ出店 大切なのは共に歩む姿勢 デスク・レポート

公開:2013年10月17日

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 ▼狩場町のショッピングセンターに10月25日「MEGAドン・キホーテ狩場インター店(仮称)」がオープンする。幅広い商材を取扱う大型ディスカウントストアの出店に住民からは「買い物の幅が広がる」と期待の声が上がる一方で、周辺道路の交通渋滞や深夜時間帯の騒音トラブル等を不安視する声も聞かれており、同店の対応が注目される。

 ▼そんな中、オープンを約1カ月後に控えた9月28日、住民向けの説明会が初音が丘地区センターで開かれた。渋滞問題についてドンキ側は、店舗前の国道1号線は中央分離帯があり、戸塚方面からの右折入店ができない現状があるため、迂回経路に案内看板を設置し対応することが説明された。また、深夜営業を特徴とするドンキの出店が噂された昨年末以降、近隣住民が根強く抱いてきた「若者の溜まり場と化してしまうのでは」といった懸念に対しては、営業時間を「当面は午前10時から翌午前3時までとする」と発表。都内では24時間営業、横浜市内でも午前5時頃まで営業する店舗が多い中、一定の配慮を示した。しかし「住民から更に営業時間短縮の要望があった場合は?」という質問には「法律上の範囲である午前9時から翌午前6時の間で対応したい」とし、明確な回答は避けた。

 ▼今回の説明会は、店舗面積が一定以上となる大型店出店時に適用される、「大規模小売店舗立地法」に基づき実施。既にほぼ出店が決まっている店舗が、その方針を近隣住民に幅広く周知することを目的としており、決定事項を伝えるだけの、いわば形式的なものとも言える。説明会の告知は新聞折り込みで行われ、同店に隣接する地域を中心に、開催日の1週間前に配布されている。しかし、住民の関心は薄かったようで、当日会場内には空席が目立った。住民にとっては意見や要望・質問を店舗側に伝えることができる絶好の機会のはずだが、数少ない参加者で行われた今回の説明会を含め、これまでの一連のやり取りが、互いの理解を深める上で十分なものであったのかは疑問点も残る。

 ▼オープン後、住民から店舗側へ生活環境への配慮を求める意見があった場合、一定期間内であれば行政へ「意見書」という形で提出できる。しかし、住民同士が意見をしっかり集約しなければ、個人レベルでのクレームとして処理されてしまうことも予想される。住民側にはこの問題を自分たちの街のよりよい在り方を考える機会ととらえ、当事者意識を持って課題解決に当たることを期待したい。またドンキ側には、自らの利益だけでなく地元の意見や要望に対してより真摯な態度で臨む姿勢と、その具体的な対策の提示を期待する。両者が互いの声に耳を傾け共に歩む姿勢を見せることが、相互の理解を深める上でのスタートラインと言えるのではないだろうか。

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