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保土ケ谷区版 公開:2013年12月26日 エリアトップへ

保土ケ谷区内で「歌声教室」を開き音楽による地域貢献を図っている 内藤 純江さん 西区在住 57歳

公開:2013年12月26日

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音楽の力で元気を与える

 ○…かつて、保土ケ谷スポーツセンターの一角で行われ、多くのファンに愛され続けてきた「歌声喫茶」。2012年秋にこの場所が閉鎖された際「せっかく根付いた風土が消えるのは忍びない」と一念発起。自ら会場を探しまわり、現在は月に1回、星川にある高齢者向け集合住宅のロビーで歌声教室を開催している。 ○…普段は音楽教室で多くの生徒を抱える人気ピアノ講師。だが「昔からピアノよりも歌が好きだったんですよ」とも話し、歌の力が多くの人に与える元気やパワーを誰よりも信じている様子。ボランティア同然で歌声教室を始めたのも「音楽の力で地域の方に元気になってもらいたい」という思いから。毎回リハビリを兼ねて参加しているお年寄りも多いそうで「脳の活性にもすごくいいんですよ」とニッコリ。歌声教室開設から1年が経ち、40代から最年長の93歳まで様々な人が音楽を通してコミュニケーションを図っている。「みんな仲が良くていつも和気あいあいとしているのが嬉しくて」と語る表情からは、達成感が感じられた。

 ○…自宅に置かれていたオルガンを遊び半分で弾いていてのがきっかけで、ピアノを始めたのは幼稚園の頃。その後、小学校に入学し本格的にレッスンに通うようになると徐々に音楽に没頭していったのだとか。「好きだったから続けてこられた」と語る通り、音楽漬けの毎日を心底、楽しんでいる。一方、趣味の「活け花」も、その腕前は師範の資格を持つ程という一面も。「これも、好きで始めたがいつの間にか『先生』になってしまって…」と、少し照れくさそうに話す。

 ○…今は再び一般利用ができるようになった保土ケ谷スポーツセンターの”あの場所”で歌声喫茶的な催しができないかを画策する。「これからも地域に根付く存在であり続けたい」―。沢山の人たちを歌声で笑顔にするため、自慢のピアノによる伴奏が、来年もより一層、響き渡るに違いない。

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