区内・川島町に拠点を構えるサッカーJ2の横浜FCが1月12日、LEOCトレーニングセンター体育館で2014年の新体制を発表。新加入選手の紹介や山口素弘監督のあいさつ、スローガン発表などが行われた。
発表された今期のチームスローガンは「蹴心(けっしん)」。これは、「J1に必ず昇格する」という強い決心を表す造語だという(蹴=サッカー)。クラブ創設15周年となる今季、同スローガンを胸に「クラブの歴史を支えるファンへの感謝と今後の持続的な発展を願い横浜FCらしいサッカーでJ1を目指す」としている。
記者会見に参加した新加入選手は9人(小池純輝選手・高丘陽平選手・南雄太選手・安英学選手・永田拓也選手・石井圭太選手・松下年宏選手・飯尾一慶選手・野村直輝選手)。開幕に向け、一人ひとりが決意を述べた。
勝負の3年目
監督の山口素弘氏(44)は、今期で就任3年目を迎える。歴代の横浜FC監督の最長在任期間は2年間。山口監督は、クラブとして初めて3季目のシーズンを任された監督となった。
山口監督は本紙の取材に対し、今季の目標として「1年間(高いモチベーションで)戦い抜く」ことを強調。スピーディーなサッカーで観客を魅了し、開幕ダッシュはもちろんシーズン終盤まで全力で走り抜ける決意を表した。新加入選手については「100%の力を出してほしいし、引き出したい。必ず力になる」と期待する。拠点を西谷に移して約3年半、保土ケ谷区にも定着してきた同クラブ。区民に対し「サッカーを通じて少しでも地域に貢献したい。良いパフォーマンスを見せるので、試合を観に来てほしい」と呼びかけた。
チームは15日にLEOCトレーニングセンターで始動。初の週末となった18日には、横浜FCLEOCトレーニングセンターを多くのサポーターが訪れた。家族で見学に来たという神野義人さんは「メンバーを見ると、DF面に少し不安もある。しかし、今年は山口監督の集大成。優勝して昇格を決めてくれるはず」と期待を寄せていた。
チームは現在、静岡県御殿場市で1次トレーニングキャンプを行っている。
区の支援体制も充実
同クラブは「ホームタウンプロジェクト」と題する地域活動を、保土ケ谷区をはじめとする横浜市内各地で展開している。2010年からは年に1度「区民DAY」を設け、区内在住・在勤・在学者を三ツ沢球技場に無料招待。スポーツを通じた地域コミュニティへの貢献に努める。
区では区役所でチーム紹介のブース設置、職員による横浜FC応援チーム「カルガモ応援隊」の結成など、支援体制を強化している。
|
<PR>
保土ケ谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>