高齢者の健康づくりやその知識・経験を活かした社会貢献などを行っている、公益財団法人保土ケ谷区老人クラブ連合会(和田叔也会長=人物風土記で紹介)がこのほど、創立50周年を迎えた。
同連合会は、1963年に11クラブで発足した60歳以上の人を対象とする自主参加組織。2013年4月現在、136クラブが所属し会員数は約8200人となっている。発足以来、会員数は増加していたが、25年ほど前からは横ばい傾向が続いている。加入率は約13%(保土ケ谷区60歳以上人口が約6万3千人)。
地域の担い手
地域の中では、大きく2つの役割を担っている。1つはクラブの活動に参加することによる会員の健康寿命の延伸や孤立の予防、もう1つは清掃活動や登下校時の見守り活動など地域貢献だ。共同事業などを行っている区役所高齢・障害支援課は、「高齢者は時間に余裕があり、様々な経験もある。地域活動の担い手として非常に助かっている」と話している。
課題とされているのが、会員の高齢化。60歳〜75歳の会員数が少なく、このことは全体の会員数の横ばい傾向にもつながっている。和田会長は「非会員の高齢者にも周知を行い、会員増加を目指したい。みんなで楽しみながら健康維持をしていければ」と話し、会員増加による組織強化に意欲を示した。
2月に記念講演会
2月10日には、50周年記念講演会「わがまち保土ケ谷となつかしの横浜」と神奈川県警音楽隊の演奏会が保土ケ谷公会堂で行われる。時間は午後1時半から4時まで、元区長の金子宣治氏が講師を務め保土ケ谷と横浜の歴史と地域性について語る。
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