今井川での訓練を報告 消防局が事例発表会
横浜消防局主催による「木造密集地域の延焼火災対策事例発表会」が、3月7日に横浜市開港記念会館で開催された。
これは、横浜市が地震防災戦略に掲げる減災目標の達成にむけ取り組んでいるもの。特に消防局では、戦略で重点施策として位置づけられている火災の被害軽減のため、木造密集地域における延焼火災対策に取り組んでいる。今回は、情報共有を目的として14消防署と警防課が発表。保土ケ谷消防署は、昨年6月に実施した今井川での消防訓練を発表した。
この訓練では、消防団との連携強化、初期消火による減災対策、新たな水源確保をテーマに、消防団と地域住民も参加し行われた。地震発生で多数の火災が発生したと想定。建物の倒壊や橋の落下、道路陥没、消火栓の継続送水不能などで水が確保できなくなった場合に、今井川内にホースを延長し、消防団の可搬式ポンプへの中継後、連携し放水活動を行うもの。
訓練の結果、水深の浅い河川を水源にした広域な防御体制を確立。女性消防団員による放水参加や、消防署と消防団による連携確認ができたという。
地域住民からは「消防隊の消火活動だけでは火災を防ぐことも困難で、地域住民が率先してともに助け合うことが大切」との意見があったと報告、署員は「来年度も今井川を活用した新たな消防訓練を協力しながら行いたい」と話した。
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