「福祉車両ありがとう」 本紙記事がきっかけ 「光風会」、助成金受け購入
障害児者の支援事業を行っている狩場町の社会福祉法人光風会に、4月2日、新しい福祉車両が届いた。これは、神奈川福祉事業協会が、社会福祉法人が運営する施設や団体におこなっている福祉車両購入費助成の募集を本紙で知り応募。助成が決まった同会に神奈川共同募金会を通して購入費が贈られた。運営する障害児入所施設すみれ園の通学送迎に利用される。
これまで1999年に購入したハイエースを使用していたが、通学のほか、キャンプやサーフィンスクールなど遠出、通院など、車検期間以外ほぼ毎日稼働していた。年数も経過したことから買い替えを検討していたが、昨今の報酬改正などがあり資金面で困難な状況だったという。
すみれ園には現在、小学生7人、中学生3人、高校生14人、18歳以上6人の30人が生活。施設から各々の学校へ通学している。職員の鈴木寿夫さんは、「助成は大変ありがたい。子どもたちはとても喜んでいる」と様子を話し、「新しい車両になって、快適な様子が伝わってくる。大切に長期にわたって使っていきたい」と感謝した。
光風会の前身は、昭和28年7月に横浜市神奈川区三ツ沢上町に設立された財団法人紫雲会の児童入所施設光風園。戦後の混乱期に知的障害のある戦争孤児を病院で保護したのが始まりという。平成7年に神奈川区から保土ケ谷区へ移転。知的障害者支援施設や、グループホーム、多機能型事業所、相談センターも運営している。
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