県商工とファミマ おむすびを共同開発 県内店舗で発売中
区内今井町の県立商工高校(坂本和彦校長)が、(株)ファミリーマートの事業「ファミマものづくりアカデミー」の一環で、おむすび2種類を共同開発した。4月15日から県内を中心に約1700店舗で発売されている。
この事業は主に高校を対象に全国で行われており、今回は神奈川県が同社に商工高校を紹介したことで実現。商品開発チームが学校に出向き講義を行い、生徒たちと共に商品開発から発売まで取り組んだ。県内では2例目。
今回、共同開発された商品はピリ辛のソースとマヨネーズの相性がよい「ピリ辛照焼チキンマヨ」(税込138円)と、カリカリ梅がアクセントの「しらすだしごはん」(税込110円)の2種類に決定。商品パッケージやポスターなどの販促物も、生徒たちが考案したデザインが採用されている。
商品開発には授業を選択した商業科の前3年生22人と、商業部の前1、2年生5名が参加し、2013年10月から6カ月かけて完成させた。
生徒らはコンビニの商品開発や最近のトレンドなどの講義を受けた後、「私たちの食べたいおむすび」をコンセプトに各自商品を考案。試作品を作り15案に絞った。中にはチャーハンやサラダをイメージした、個性的なものもあった。
そこから同社が3案に絞りこみ、商品開発担当者、製造工場担当者、学校関係者と生徒で会議を行った。 生徒たちの様子を担当の幸坂ちさ子教諭は、「自分たちが企画した商品が世に出るので、とても意欲的に取り組んでいた」と話す。また、企業相手に自分の意見を言う場面が数多くあり、「自分の思いをきちんと伝えられるようになった。発言に成長を感じた」と、様子を語った。
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