毎月「話育カフェ」を開催している 飯野 保志さん 保土ヶ谷町勤務 48歳
笑顔が生活を楽しむ秘訣
○…毎月第二水曜日の午前10時、保土ヶ谷町にある伊藤建材株式会社のショールームに地域の人が集い、子育てや教育、住まいに関する、ざっくばらんなトークを楽しむ「話育カフェ」。聞き役のカフェマスターは、そんな憩いの場を提供している同社のマネージャー。ファイナンシャルプランナーや宅地建物取引主任者、キッチンスペシャリストの資格のほか、企業やスポーツ選手を相手にメンタルトレーナーとしても活躍しており「人が出会う場をつくり心がすっきりしてもらえれば」と、にこやかに話す。
○…自身も二人の子どもの子育て中。「すぐに怒ってしまう」という母親には、怒りのコントロール術を指南するアンガーマネージメントの有資格者として「子どもを信じて見守って」とアドバイス。子どもの行動が遅い時は「自分もつい手を出したくなっちゃうんだけど」と笑いながら「どっちが早く終わるか競争しようとかゲーム感覚で」と。楽しんで子育てをしてほしいと母親に呼び掛ける。
○…幼少期は秘密基地作りに熱中し、大工に憧れた。大学で建築を専攻後、大手建設メーカーに勤務。住宅地の開発を手掛けた。「山から街を見下ろし、住民がどんな暮らしをしたいか想像してわくわくしていた」と話す一方、造成で山を切り崩すときは涙がでたとも。そのうち家づくりは、「住む人がどんな生き方をしたいかが大切」と思いカウンセリングの勉強を始めた。
○…4歳の娘が生まれた時、子育てに専念したいと一時宮崎に移住した。今までの仕事を手放しての決断。趣味のサーフィンを楽しみながら、小中学校で教職員や生徒のサポートをしたり、街の活性化に携わったり。「手放すのは本当に難しかった。でも手放したからこそ、得たものは大きいね」と充実感に溢れる笑顔で語る。宮崎の中学生に「いつも笑っているね」と言われたそう。「なんでも楽しんでやっちゃうからね」と、やっぱり笑顔で答えた。
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