区内の権太坂小学校で6月16日、3度のオリンピックに出場している宇佐美彰朗さんを招き、特別授業が行われた。
これは、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会開催決定を契機に、横浜市が市内のスポーツ振興を図るために企画したもの。今年度から「子どもたちがオリンピック・パラリンピック出場経験者と直接触れ合う事業を」としてスタートさせた。市内18区で各区1校ずつ授業が行われる。
東海大学名誉教授を務める宇佐美さんは、新潟県出身のマラソン選手。メキシコシティ、ミュンヘン、モントリオールの3回のオリンピックに出場し、昭和45年には、自己最高となる2時間10分37秒8をマーク。当時の日本記録を樹立した。
同校では5年生と6年生を対象に授業が行われた。体育館で行われた講演では、宇佐美さんがオリンピック出場したときの様子や競技中の映像を紹介。児童らは食い入るように見ていた。経歴を紹介しながら、オリンピックにむけてのモチベーションの高め方や、当時の心境などを話し、メンタル面で競技への向き合い方を説明した。
グラウンドではランニングの実技指導が行われた。腕の振り方やペース配分など長距離を走るコツを細かくアドバイスし、真剣な表情で話を聞いていた。
市のスポーツ振興課は、「オリンピック出場経験者と実際に触れ合うことができたので、児童たちは張り切って授業に参加していた」と言い、「大学での指導経験のある元選手からの指導なので、いつもと違う授業内容に楽しんでいたようだ」と、事業に手ごたえを感じていた。
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