岩崎中学校の女子ハンドボール部=写真=がこのほど、富山県内で行われた「春の全国中学生ハンドボール選手権大会」で16強入りした。過去には全国の頂に立った名門も、近年は関東の壁を崩せずにいたが、悲願の全国舞台を経験したことで目標が「全国制覇」へと変わった。
早いパス回しでゴールを奪う攻撃スタイル「パスアンドラン」、相手のボールを積極的に奪いに行く「攻撃的な守備」。新チームが始動した昨夏、顧問の佐藤直博教諭は17人のメンバーに高いハードルを課した。
中学生レベルでは難しいとされる高度な戦術を取り入れ、同校としては30年ぶりに臨んだ全国大会では1、2回戦を勝利し、ベスト8入りをかけた3回戦ではハンドボールが盛んな富山県氷見市の中学校と対戦。岩崎中が必死に食らいつく展開だったが、終盤に自力の差を見せられ惜しくも敗れた。
大会終了後、17人のメンバーの照準は「全国の頂」に変わった。今大会を通じて見えてきた課題を克服するため、高校生チームとの練習や県外遠征を重ね、昨夏から取り組む戦術の完成を目指している。部をけん引する部長の守屋葵さんとキャプテンの飛知和美聖さんは「夏は負けずに引退する唯一のチームになりたい」と30年ぶりの全国制覇へ意欲を見せている。
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