神奈川の高校野球の聖地「保土ケ谷球場」。数々の名勝負が繰り広げられてきたこのグラウンドの整備を12年前から手掛ける橋本善之さん(42)。
「最高の舞台を用意したい」。プライドを持って整備にあたる。起床後、天気を確認するのが毎日の日課。その日の天候により、整備手法は異なるという。
アンツーカー部分はどこでも同じ硬さになるよう心掛けている。「表層から10cmほど下の土の状況でもイレギュラーバウンドにつながる。野球は屋外スポーツだが、可能な限りグラウンド状況で勝敗を決することは避けたい。球児にとっては一生に一度の舞台ですから」
中でも特に気を遣うのがピッチャーマウンド。試合開始時、投手が投球練習を繰り返しながら首をかしげたりする姿を目にすると、待機する3塁側ベンチ横にある控室で「やきもきする」という。
球児の夏を裏から支えるプロフェッショナルが舞台を整えている。
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