保土ケ谷の魅力を食から伝えようと、区と街づくり団体が協働で、「ほどがや弁当」の販売を計画している。9月3日にはアワーズで2回目の試食会を行い、地元らしさを前面に出すための意見交換を行った。
”食”という新たな視点で旧東海道・保土ケ谷らしさの魅力づくりを目指すため区は、今昔写真のパネルやイベントを通じて、保土ケ谷の歴史の魅力を伝えてきた「ほどがや人・まち・文化振興会」(羽根一男会長)と協働し、6月から「ほどがや弁当」の販売に向け動き出した。
弁当のテーマは、「地産地消」。地元で採れたじゃがいも”ほどじゃが”などの地場産品を使ったおかずを数品盛り込むなど、保土ケ谷らしさを前面に出す工夫を考えている。
同会の朝市街道部会メンバーを中心に議論を重ね、保土ケ谷西口商店街のオードブルの店ワイズ(吉塚俊司店長)に弁当の製作を依頼。一回目の試食会では、2種類の弁当を製作し、量や内容、価格、パッケージなどを検討。2回目となる9月3日の試食会には、幅広い世代の20人が集まり意見交換を行った。
今回の弁当には、川島町の農家で生産された”ほどじゃが”のほか、地元産のにんじんとなすを使用。それぞれ肉じゃがと煮びたしに調理され、このほかにてんぷらや俵型のおにぎりなど、6品が弁当に盛り込まれた。参加者からは、「大きなじゃがいもが目立っているのが良い」との意見が多かった一方、「保土ケ谷がじゃがいもの産地であることをまだ知らない人も多いから、もう一品あった方がアピールになるのでは」との意見もあった。またパッケージも3種類用意され、「中身が見えると選びやすい」「地元産の野菜がメインとわかるイラストを入れたい」など感想を話し合った。羽根会長は、「四季折々の食材を取り入れながら保土ケ谷らしさを表現する難しい挑戦。協力しながら良いものを作っていきたい」と話していた。
ほどがや弁当は、10月11日(日)、12日(月)の宿場まつりで各日100食ずつ試験販売される。
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